今日は手鏡用の土台に置目(おきめ)をしました。
薄い和紙に、絵漆という乾きの遅い弁柄の入った漆で下絵を描き、ひっくり返して器物に転写します。
次にそっと和紙を剥がし、写した模様の上に銀消粉をくっつけることで、線がハッキリと浮き出ます。
この置目、細い均一な線を求められるのですが、ちょっとでも集中力が切れたり、心の準備が整っていないと手が震えてなかなか上手くいきません。
技術面を鍛えつつ、メンタル面を整えることが大切です。
心のブレは筆を通して描かれてしまいます。
何をやってもうまくいかないような日もあります。
そういう時は気分転換も大切ですね。
